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G7とEU、石油製品価格に上限 ロシア産に制裁、5日発動

2023年02月04日10時38分

先進7カ国(G7)と欧州連合(EU)の旗(AFP時事)

先進7カ国(G7)と欧州連合(EU)の旗(AFP時事)

 【ブリュッセル、ワシントン時事】先進7カ国(G7)と欧州連合(EU)、オーストラリアは4日付の声明で、ウクライナに侵攻を続けるロシアへの追加制裁として、海上輸送されるロシア産石油製品の上限価格で合意したと発表した。原則5日に発動する。G7は声明で「ロシアが戦争から利益を得ることを制限する」と強調した。

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 G7などは、上限価格を超える取引分を輸送する石油タンカーに保険を提供しないよう保険会社に義務付ける。世界の船舶保険は欧米金融機関が実質支配しており、制裁に加わらない国もロシアと取引しづらくなる。昨年12月にロシア産原油に上限価格を設けたのに続き、主要産油国のロシアに一段と打撃を与える狙いだ。
 G7声明によると、原油を加工したディーゼルやガソリンなどは上限価格を1バレル=100ドル(約1万3000円)、石油化学製品や重油の原料となるナフサなどの比較的安価な製品は同45ドルにそれぞれ設定する。G7議長国の日本は、上限価格は定期的に見直されると説明している。

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