中国外相、対日関係改善に意欲 「平和共存が唯一の選択」
2023年02月03日10時27分
【北京時事】中国外務省は2日夜、秦剛外相が林芳正外相との電話会談で、「平和共存と友好協力が双方の唯一の正しい選択だ」と述べたと発表した。秦氏はまた、両国が今年、平和友好条約の締結から45年を迎えることに触れ、関係改善に意欲を示した。
一方、秦氏は日本に対し「歴史や台湾などの重大な問題で言動を慎む」ことや、沖縄県・尖閣諸島を巡る「右翼勢力の挑発」の制止を要求。東京電力福島第1原発から出る処理水の海洋放出に改めて懸念を表明し、「透明で科学的かつ安全な方法で確実に処理することを望む」と述べた。