「デフォルト回避約束を」　米大統領、下院議長に要求へ

　【ワシントン時事】米ホワイトハウスは３１日、連邦政府の借入限度額を定めた「債務上限」の引き上げ問題で、バイデン大統領が野党共和党のマッカーシー下院議長に対し、米国のデフォルト（債務不履行）を回避すると約束するよう求める意向だと明らかにした。バイデン氏は２月１日にマッカーシー氏と会談する予定。

財務長官、米デフォルトなら世界金融危機　大統領、下院議長と協議へ

　バイデン政権は、２０２４会計年度（２３年１０月～２４年９月）予算の要望案である予算教書を３月９日に公表する。バイデン氏はマッカーシー氏との会談で、共和党の予算案も示すよう求める。共和党案に社会保障費の削減など中・低所得者への負担増が含まれることを明示させ、世論の支持を政権側に引き寄せたい思惑がありそうだ。