鉱工業生産、０．１％低下　２カ月ぶり、世界経済減速で―昨年１２月

　経済産業省が３１日発表した２０２２年１２月の鉱工業生産指数速報値（１５年＝１００、季節調整済み）は９５．４と、前月比０．１％低下した。世界経済の減速に伴い、設備投資需要が減少。汎用（はんよう）・業務用機械工業など幅広い業種で生産が前月を下回り、２カ月ぶりのマイナスとなった。生産の基調判断は「弱含み」に据え置いた。

１１月の鉱工業生産０．１％低下　国内外で需要減、基調判断下げ―経産省

　昨年１２月の生産は、１５業種中１０業種で減少。とりわけボイラーを含む汎用・業務用機械工業が、反動減や一部部品での供給不足が響き６．０％の大幅減だった。