岸田首相、子ども手当批判を「反省」 住宅支援を検討―衆院予算委
2023年01月31日12時10分
衆院予算委員会は31日午前、岸田文雄首相と全閣僚が出席して、2023年度予算案に関する2日目の基本的質疑を行った。首相は旧民主党政権の看板政策だった「子ども手当」を当時野党の自民党が激しく批判したことについて、「反省すべきは反省しないといけない」と述べた。子育て世帯への住宅支援策を検討する意向も示した。
自民党は当時、子ども手当で所得制限を設けないことなどに猛反発した。立憲民主党の長妻昭政調会長が「自民党議員から『愚か者めが、ばか者ども』などと罵詈(ばり)雑言をかけられた」とただしたのに対し、首相は「節度あるものだったのか、改めて振り返らないといけない」と語った。
少子化対策の一環として、結婚するカップルらへの住宅支援策の必要性については「思い切った支援が必要だ。子育て政策の一つとして住宅は重要な視点だ」と応じた。