雪崩で2人意識不明 外国人グループ、スキー場外で―長野
2023年01月29日23時21分
29日午後2時半ごろ、長野県小谷村の白馬乗鞍岳の天狗原東側斜面(標高約2100メートル)で雪崩が発生したとの通報が県警大町署にあった。同署によると、スキー場外の「バックカントリー」でスキーなどをしていた外国人の男性4人、女性1人が雪崩に巻き込まれ、うち3人は同日夜、下山したが、男性2人は現場に残され、意識不明という。同署は救助隊を向かわせ、30日朝から捜索を本格化させる。
大町署によると、現場は栂池高原スキー場の近くで、外国人の三つのグループがスキーやスノーボードをしていた。うちオーストリア人2人と国籍不明1人のグループと、米国人2人のグループが雪崩に遭い、もう一つのグループが第三者を通じて通報した。
気象庁によると、小谷村では29日、ほとんど雪は降っていなかったが、同日午後3時時点の積雪は103センチだった。同庁は小谷村を含む長野県北部に雪崩注意報を発表していた。
長野県北部では28日午後にも雪崩が発生。野沢温泉村にあるスキー場外のバックカントリーでスノーボードをしていた4人が巻き込まれ、県警飯山署によると、新潟県魚沼市の男性(38)が行方不明となっている。