強盗グループの男7人逮捕 全国で相次ぐ事件と関連捜査―稲城市で3500万円強奪・警視庁
2023年01月26日13時15分
東京都稲城市の住宅で昨年10月、住民を暴行し現金約3500万円を奪ったなどとして、警視庁捜査1課は26日までに、強盗致傷容疑などで、建設作業員石栗一樹(37)=札幌市、無職大古健太郎(33)=大阪府藤井寺市=両容疑者ら、グループのメンバーとみられる20~30代の男7人を逮捕した。
「ルフィ」、フィリピンから指示か 関東や関西、西日本の強盗事件も
このうち複数の容疑者は、追跡が困難とされる通信アプリ「テレグラム」を通じて「ルフィ」「ミツハシ」「キム」と名乗る人物から指示を受け、全国で相次ぐ強盗事件に関わっていた疑いがあり、警視庁は関連を調べる。
逮捕容疑は昨年10月20日午後4時ごろ、宅配業者を装って稲城市の住宅を訪問し、住民3人の両手首を粘着テープで縛って暴行した上、室内にあった現金約3500万円や金塊など約140点(時価約860万円相当)を奪うなどした疑い。2人が容疑を認め、5人が黙秘や否認という。
同課によると、グループは、家の中に多額の現金があることを事前に把握していたとみられ、レンタカーなど車3台で逃走や強奪品運搬をしたという。