逃亡の元ワグネル指揮官、釈放　ウクライナで戦闘と主張―ノルウェー

　【オスロＡＦＰ時事】ノルウェーの警察当局は２５日、ロシア民間軍事会社「ワグネル」の元指揮官とされ、逃亡先のノルウェーで亡命を申請していたアンドレイ・メドベージェフ氏（２６）を釈放したと明らかにした。弁護士によると、メドベージェフ氏は２２日、ノルウェー入国後の規制に従わなかったとして拘束されていた。

脱出の元ワグネル指揮官拘束　ロシアへの送還は否定―ノルウェー警察

　ノルウェー警察の移民担当官はＡＦＰ通信に、メドベージェフ氏が「指定された場所にとどまること」を条件に、収容施設から釈放されたと説明した。
　メドベージェフ氏はワグネルの一員として４カ月間、ウクライナで戦闘に従事したと主張。自身の意思に反して契約が延長されたと考え、昨年１１月に逃亡したと話している。ただ、前歴やノルウェー入国の経緯に関する同氏の説明を疑問視する専門家もいる。