岸田首相と菅氏、日印協会会合で同席　会釈以外に接触なく

　岸田文雄首相は２５日、自民党の菅義偉前首相が会長を務める「日印協会」の創立１２０周年式典に出席した。今年に入って政権批判を強める菅氏の前で、首相は「日米豪印の枠組みの協力も、（当時の）菅首相の下で進展した」と持ち上げたが、会釈を交わす以外に接触の機会はなく、１０分足らずで会場を後にした。

菅氏、今度は政権運営を批判　強める「反岸田」色

　同協会は、安倍晋三元首相が会長を務めていたが、菅氏が１月から引き継いだ。式典で、菅氏は「日印関係のさらなる発展に積極的に貢献していく」と強調。早期のインド訪問に意欲を示した。