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子供用シロップで300人超死亡 使用中止へ協調訴え―WHO

2023年01月24日14時08分

せき止めシロップを製造したインドの製薬会社=2022年12月、インド北部ノイダ(AFP時事)

せき止めシロップを製造したインドの製薬会社=2022年12月、インド北部ノイダ(AFP時事)

 【ジュネーブAFP時事】世界保健機関(WHO)は23日、インドの製薬会社が製造したせき止めシロップを飲んで子供300人以上が死亡したとして、医薬品のサプライチェーン(供給網)に関わる全ての当事者に「迅速かつ協調した行動」を呼び掛けた。

今度は基準値の2360倍 シロップ薬「問題物質」―インドネシア

 WHOによると、過去4カ月間に少なくとも7カ国で被害が報告され、このうちガンビア、インドネシア、ウズベキスタンで死者が出た。犠牲者の大半が5歳以下の子供だった。
 シロップには、高濃度の「ジエチレングリコール」や「エチレングリコール」が混入していた。WHOは、これらの液体は「工業用溶剤や不凍液に使われ、少量でも摂取すれば命に関わる。医薬品に含まれるべきではない」と警告した。

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