NZ首相、来月までに辞任 「やり遂げた」、10月総選挙
2023年01月19日16時29分
【メルボルン時事】ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相(42)は19日、記者会見し、2月7日までに辞任すると表明した。5年余りの在任中に経済再生や気候変動対策などで成果を出し、「多くのことをやり遂げた」と強調。その上で「私には十分な余力がない。余力のない者が首相を務められないし、務めるべきではない。私は再選を求めない」と語った。
アーダーン氏はまた、10月14日に総選挙を実施する方針を発表。与党・労働党の新党首を速やかに選び、体制を刷新して臨むべきだという考えを示した。深刻な物価上昇を受け、昨年末に同氏の支持率は政権発足後最低の29%に低下(カンター・パブリック世論調査)。次期総選挙は最大野党・国民党との間で厳しい戦いを強いられるとの見方が出ている。