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遺留物からDNA型採取 ゴミ箱にペットボトル―宮台さん襲撃事件・警視庁

2023年01月10日23時43分

東京都立大付近の住宅街を歩く男(警視庁提供)

東京都立大付近の住宅街を歩く男(警視庁提供)

 東京都立大(東京都八王子市)の教授で社会学者の宮台真司さん(63)が男に襲撃され重傷を負った事件で、警視庁捜査1課が男が所持していたとみられる遺留品からDNA型を採取していたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。

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 同課は殺人未遂容疑で男の行方を追うとともに、防犯カメラが捉えた動画や写真を公開するなどして人物の特定を急いでいる。
 捜査関係者によると、事件前の足取りを追う捜査で、男とみられる人物が所持していたペットボトルを東京都内のゴミ箱に捨てるのが確認された。押収して調べたところ、付着物からDNA型が採取された。指紋は検出されなかったという。
 事件は2022年11月29日午後4時17分ごろ発生した。男は、講義を終え徒歩で駐車場に向かう宮台さんを襲撃。頭を後ろから殴った上、刃物で後頭部や右脚などを切り付け、6週間の重傷を負わせ殺害しようとした疑いが持たれている。
 事件直後、構内の「中門」脇の植え込みを抜け、敷地北側の住宅街に徒歩で逃走。数分後、約500メートル先のコンビニ前を通過したのを最後に行方が分からなくなった。
 身長180~190センチくらいとみられ、事件当時はオレンジ色のニット帽に黒っぽいジャンパーとズボン姿。グレーのリュックサックを背負い、白いマスクを着用していた。情報提供は南大沢署042(653)0110まで。

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