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巨大地震続発確率、最大96% 南海トラフで3年以内―東北大など

2023年01月10日19時57分

南海トラフ地震の津波に備え、集落移転を検討していた地域=2021年2月、静岡県沼津市

南海トラフ地震の津波に備え、集落移転を検討していた地域=2021年2月、静岡県沼津市

 南海トラフの東西どちらかでマグニチュード8以上の巨大地震が発生した後、3年以内にもう片方でも巨大地震が続発する確率は4.3~96%だと、東北大や東京大、京都大の研究チームが10日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。

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 世界の過去約110年の地震統計から、より短期間での続発確率を計算すると、1カ月以内で2.6~85%、1週間以内では2.1~77%という。
 確率の幅が広いのは、1361年以降の続発例を6回中2回とみる見方と、4回とみる見方があるため。東北大災害科学国際研究所の福島洋准教授は「数字で示した方が、続発する可能性の高さや不確実性をイメージしてもらいやすいのではないか」と話している。

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