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月内に尖閣で海洋調査 石垣市、1年ぶり2度目―沖縄

2023年01月07日07時50分

 沖縄県石垣市が、尖閣諸島周辺海域の海洋調査を月内に実施する方向で調整していることが6日、関係者への取材で分かった。地元自治体による調査は約1年ぶり2度目。中国公船が尖閣諸島沖で領海侵入を繰り返す中、調査実績を積み重ねる狙いがあるという。

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 計画では、民間作業船(約700トン)を借り受け、27日に石垣港を出港。28日早朝に現場海域に入り、同日帰港する。天候次第で変更する可能性もある。
 プランクトンなどの生物や水質、海流の調査のほか、漂着ごみの実態把握を予定している。魚釣島では持ち込まれたヤギが増加しており、食害による植生への影響も調べ、ドローンの飛行など新たな試みも検討する。
 調査は東海大に委託。市はふるさと納税を財源とし、昨年9月の補正予算に調査費用2750万円を計上していた。
 市は昨年1月31日、東海大の海洋調査船で初めて同様の調査を実施し、中山義隆市長も海上から同諸島を視察した。この際、中国公船「海警」2隻が調査船の動きに合わせるようにして領海に侵入したが、海上保安庁の巡視船が接近を阻んだ。

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