賃上げへ「転換点」　２３年春闘で連合会長

　連合の芳野友子会長は５日、東京都内で記者会見を開き、２０２３年春闘に向け「今年はターニングポイント（転換点）の年。実質賃金を上げ、経済を回していくことが今まで以上に大切だ」と強調した。

持続的賃上げへの転換点に　２３年春闘で連合の芳野会長―インタビュー

　連合は春闘の闘争方針で、基本給を底上げするベースアップを含め５％程度の賃上げを掲げている。
　岸田文雄首相は４日の年頭会見で、物価上昇分を超える賃上げを経済界に求めた。これに関し芳野会長は、「最低賃金の見直しや非正規雇用者の処遇改善など、全体の底上げをすることが先」とも指摘した。
　会見後に開かれた連合の新年交歓会には岸田首相も出席した。