現代アートや「衣装部屋」も 元歌手ら著名新人議員―参院議員資産公開
2023年01月04日14時19分
昨年7月に当選した参院議員の資産公開では、歌手やスポーツ選手出身者ら知名度の高い新人議員も対象になった。「衣装部屋」として移住先にマンションを所有したり、現代アートが好きだったりと、意外な側面もうかがえた。
アイドルグループ「おニャン子クラブ」元メンバーの生稲晃子議員(自民・東京)は、投資信託など保有する有価証券が約8000万円。このほか都心の一等地として知られる東京都港区白金に自宅を持つ。「ラブひな」などが人気の漫画家、赤松健議員(自民・比例)も港区南青山に土地と建物を所有するが、借入金も約2億7500万円に上った。
ラストディナーショーの宣伝で厳重注意を受けた元歌手の中条きよし議員(維新・比例)は、移住先の静岡県熱海市にマンションを2戸所有する。秘書によると「衣装が多く、1戸はクローゼット代わり」だが、芸能界を引退後は不要に。「捨てるのはもったいないので、何かできれば」と、チャリティー目的でオークションへの出品を検討しているという。
元プロ野球選手の青島健太議員(維新・比例)は、大田区田園調布のマンション1戸と自動車1台に加え、絵画1点を報告した。青島氏によると「ニューヨークマラソンをモチーフにした米国の現代アート作家の作品」で、「小さいものはいくつか持っているが、(報告対象となる)100万円超はこれだけ」という。
ユーチューバーのガーシー(東谷義和)議員(NHK党・比例)は、自動車2台と貸付金1711万円、借入金7000万円以外「該当なし」。秘書は「報告の通りです」とコメントした。