暗号資産に「詐欺のリスク」 説明など不正確―米規制当局
2023年01月04日08時43分
【ワシントン時事】連邦準備制度理事会(FRB)など米国の金融規制当局は3日公表した声明で、金融機関に対し、暗号資産(仮想通貨)関連事業者には「詐欺のリスクがある」などと注意を促した。経営破綻した暗号資産交換業大手FTXトレーディングでは、ずさんな経営実態が明らかになっている。
FRBと連邦預金保険公社(FDIC)、通貨監督庁(OCC)は、暗号資産事業では保管や所有権などが法的に不確実で、業者の説明や開示情報も不正確か、誤解を招きやすいと指摘。「暗号資産部門に関連したリスクを、銀行システムに移さないことが重要だ」と強調した。