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投資で安心と充実感 タレントのパトリック・ハーラン氏―資産形成・インタビュー

2023年01月04日13時36分

インタビューに答える米国出身のお笑い芸人パックン(本名パトリック・ハーラン)さん=2022年12月15日、東京都港区

インタビューに答える米国出身のお笑い芸人パックン(本名パトリック・ハーラン)さん=2022年12月15日、東京都港区

  • 【図解】日米英の家計金融資産内訳

 ―なぜ投資が重要なのか。

高齢者の資産活用議論を フィンウェル研究所代表の野尻哲史氏―資産形成・インタビュー

 米国の裕福ではない家庭に育った私が現在、安心して充実した生活を送れているのは、若い時に無駄遣いを控え、お金を投資に回す習慣を身に付けたからだ。月ごとの出費が収入を上回ったのは趣味のバイクを購入した時などわずか。将来に不安を抱える日本の若者にも「こんな方法があるよ」と提案したい。
 米国の株式市場を代表する指数に連動する金融商品に長期で投資すれば、年平均7%の利回りを得ることも想定できる。20代の若者がペットボトルの水を買う100円程度を投資に回し、利息を元本に足していく「複利」で運用すれば、50年後には30倍の約3000円に増える。70代になった時、きっと今の自分に感謝するだろう。
 ―著書で若者が高利の借金を負うことに注意を呼び掛けた。
 貸付金利が年15%のカードローンなどもあるが、投資家目線に立てば年利15%を得られる金融商品を探すのは難しい。こうした借金があるなら、返済を最優先すべきだ。
 ―高齢者の運用は。
 70代の人がお金をすべて株に投じても、5年後に価値が上がっている保証はない。ただ、現金より債券などで運用する方が良く、そうした助言は得ていただきたい。
 ―政府がをまとめた。
 若者が少額投資非課税制度(NISA)などを活用し、株などを毎月一定額、長期で購入する積み立て投資が普及すれば将来の安心につながる。日本人も投資をもう少し前向きに考えてほしいと感じてきただけに一定の評価ができる。
 ―岸田政権への注文は。
 現状は誰もが投資できる余剰資金を持っているわけではない。まずは皆が投資できる水準まで人々の収入を高める政策を重視してほしい。公的年金や介護保険、健康保険も利用者負担を抑えつつ強化すべきで、投資を促すから賃上げや社会保障の拡充は実現しなくてもいいとは考えないでいただきたい。
 

◇パトリック・ハーラン氏
 パトリック・ハーラン氏 ハーバード大比較宗教卒。来日後にお笑いコンビを結成。愛称は「パックン」。25年超の投資歴があり、全国で金融教育の講師も務める。近著に「パックン式 お金の育て方」。米コロラド州出身。52歳。

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