衆参議長が年頭の辞
2023年01月01日08時03分
細田博之衆院、尾辻秀久参院両議長は1日、年頭の辞をそれぞれ発表した。要旨は次の通り。
【細田議長】
昨年9月、私はドイツで開催されたG7(先進7カ国)下院議長会議に出席し、ロシアのウクライナ侵略への非難を強調するとともに、力による一方的な現状変更の試みは決して許されないと主張し、共同宣言が採択された。
本年は、5月にG7首脳の広島サミット、9月に私が主催するG7下院議長会議が、日本で開催される。複雑さを増す国際環境の中で、国民の暮らしを守り、世界平和にどのように貢献していくのか、真摯(しんし)な議論の継続が求められる。
【尾辻議長】
選挙制度改革は参院にとって最も重要な課題の一つだ。参院の組織や運営に関する問題を調査、検討する「参院改革協議会」を昨年11月に設置し、協議を開始した。先人たちが積み重ねてきた議論を引き継ぎ、各会派による忌憚(きたん)のない活発な議論がなされることを期待している。
参院は二院制の一翼を担う「良識の府」として、困難な課題に真摯(しんし)に取り組み、引き続き国民の負託に応えていく。期待される役割を果たし、国民に信頼され続けるため、議長として精励する。