• ツイート
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

「米国の風景変えた」 現役晩年のペレさん

2022年12月30日10時44分

ニューヨークでのイベントでポーズを取るペレさん(左)とベッケンバウアー氏=2015年4月17日、ニューヨーク(AFP時事)

ニューヨークでのイベントでポーズを取るペレさん(左)とベッケンバウアー氏=2015年4月17日、ニューヨーク(AFP時事)

 ペレさんは現役晩年に北米サッカーリーグへ移籍し、「不毛の地」といわれた米国のサッカー人気の高まりに大きく貢献した。1975年から3シーズン所属したニューヨーク・コスモスは29日、公式サイトに「ペレは米国のサッカー風景を一変させた」とつづった。

「王様」か「英雄」か ペレ対マラドーナ論争、決着つかず―ペレさん死去

 コスモスでは元西ドイツ代表の「皇帝」ベッケンバウアー氏らとプレー。野球場のヤンキースタジアム、米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の本拠地などで行われた試合は話題を集め、多くの観客が訪れた。
 ペレさんを「兄弟」と呼び、親交が深かったというベッケンバウアー氏は名誉会長を務めるバイエルン・ミュンヘンを通じて談話を出し、「サッカー界は歴史上、最も偉大な選手を失った。私は唯一無二の友人を失った」と別れを惜しんだ。
 77年10月に行われた引退試合は、約7万5000人の観衆が見守った。古巣のサントスとコスモスの親善試合で、ペレさんは前後半にそれぞれのチームでプレーした。
 米国では普及活動にも精力的に取り組んだ。コスモスは公式サイトに若き日の写真を掲載。「ペレの名は、永遠にスポーツの芸術性と天才の代名詞であり続けるだろう」と記し、「王様」をしのんだ。 (ニューヨーク時事)

関連記事

こんな記事も

スポーツ総合

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ