柚香光、「うたかたの恋」に驚きとワクワク 2023年幕開けの宝塚歌劇花組公演
2022年12月28日17時30分
「1月1日から舞台に立たせていただけると、『よし、今年も仕事に命をささげるぞ』ってなります」と話すのは、宝塚歌劇団花組トップスターの柚香光。2023年の宝塚歌劇は、柚香が主演する宝塚大劇場での花組公演ミュージカル・ロマン「うたかたの恋」と、タカラヅカ・スペクタキュラー「ENCHANTEMENT(アンシャントマン)―華麗なる香水(パルファン)―」で幕が上がる。
正月の舞台に立つ心境を、柚香は「キュッと帯を締めるような、襟を正すような気持ち」と表現する。そして、「すべての経験を自分の中に持って一歩ずつ進んでいきたい」と抱負を語る。
クロード・アネの小説「マイヤーリンク」が原作の「うたかたの恋」は、1983年に初演された。19世紀のオーストリアで起きた皇太子ルドルフ(柚香)と男爵令嬢マリー(星風まどか)の悲恋を描くドラマチックな作品だ。
「宝塚で二枚目の王子様が出てくる作品と言えば、『うたかたの恋』を想像される方も多いのではないでしょうか」と柚香。宝塚大劇場では30年ぶりの上演で、「(私自身も)驚きとともに、ワクワクしています」と喜ぶ。
一方、「ENCHANTEMENT―華麗なる香水―」は、柚香が調香師に扮(ふん)し、香水をテーマに花組メンバーが華麗に舞い踊るレビュー作品だ。
「いい香りを嗅いだだけで、気分が高揚したり、懐かしい気持ちになったり、想像力が刺激されてどこかに旅行した気分にもなります。私の知らない、いい香りって、いっぱいあるんだろうな」
上演は宝塚大劇場で来年1月1日から30日まで。東京宝塚劇場では2月18日から3月19日まで。