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ホッキョクグマ激減 気候変動が影響か―カナダ

2022年12月28日14時47分

カナダ北東部ハドソン湾の海岸で餌を探すホッキョクグマ=8月8日(AFP時事)

カナダ北東部ハドソン湾の海岸で餌を探すホッキョクグマ=8月8日(AFP時事)

 【トロント・ロイター時事】カナダ北東部ハドソン湾の西部に生息するホッキョクグマが、わずか5年間に27%減少したことが、地元のヌナブット準州の報告書で明らかになった。2021年時点で618匹と、1980年代からほぼ半減。気候変動が生息環境に影響を及ぼしたとみられている。

〔写真特集〕食うもの、食われるもの

 ホッキョクグマは、海に浮かんだ氷の穴から呼吸のため顔を出したアザラシを狩って餌にする。保護団体の専門家は「海氷の喪失が止まらない限り、最終的には絶滅に至ると予想される」と危機感を示す。
 ただ、最近4~5年は海氷の状態が比較的良好で、気候変動に伴うアザラシの個体数の変化がホッキョクグマの減少を引き起こしている可能性も指摘されている。

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