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台湾識別圏に中国機71機 米台接近に「断固対抗」

2022年12月26日17時49分

中国軍の戦闘機「殲16(J16)」=2019年10月、吉林省長春(AFP時事)

中国軍の戦闘機「殲16(J16)」=2019年10月、吉林省長春(AFP時事)

 【台北時事】台湾国防部(国防省)は26日、台湾の防空識別圏に同日午前6時(日本時間同7時)までの24時間で中国軍機延べ71機が一時進入したと発表した。米国で台湾への巨額の軍事支援を盛り込んだ2023会計年度国防権限法が成立したことへの反発とみられる。

台湾周辺で統合演習 米軍事支援に「対抗」―中国軍

 国防部によると、71機中33機が台湾海峡の中間線を越えて台湾側を飛行。国防部は「厳密に監視、対応している」と説明した。
 71機のうち多くは「殲16」や「殲11」などの戦闘機だったが、早期警戒機や電子戦機、ドローンも含まれている。台湾近海で中国海軍の艦艇7隻も探知したという。
 台湾メディアは「台湾周辺での中国軍機の探知数は過去最多」(中央通信社)と報道した。
 中国軍は25日には、「米台結託による挑発への断固たる対抗策」(東部戦区報道官)として、台湾周辺の海空域で統合軍事演習を実施。台湾の山脈の空撮画像のほか、爆撃機の離陸や艦艇が航行している画像を公表した。

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