裁判の無断録音さらに20件 別の職員3人も―防衛省
2022年12月23日18時59分
横浜地裁横須賀支部であった民事訴訟で、防衛省職員が訴訟規則で禁じられている無許可の録音をした問題で、防衛省は23日、この職員が他に20回録音していたと発表した。別の職員3人の無断録音も判明。同省は「極めて不適切で厳正に処分し、職員の法規教育を徹底する」としている。
同省によると、無断録音をしたのは南関東防衛局の訴訟担当の職員。10月、国が被告の損害賠償訴訟に国の指定代理人として参加し、弁論準備手続きを録音していたことが発覚した。
その後の内部調査で、この訴訟で計6回、別の訴訟を含めると昨年7月以降に計21回、無断録音をしたと認めた。「禁止は分かっていたが、正確な記録作成のためだった」と話したという。