• ツイート
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

元ナチス女性秘書に有罪判決 97歳、執行猶予―ドイツ

2022年12月22日14時45分

判決公判に出廷した、ナチス・ドイツの強制収容所で秘書だったイルムガルト・フルヒナー被告=20日、ドイツ北部イツェホー(AFP時事)

判決公判に出廷した、ナチス・ドイツの強制収容所で秘書だったイルムガルト・フルヒナー被告=20日、ドイツ北部イツェホー(AFP時事)

 【イツェホー(ドイツ)AFP時事】ドイツの裁判所が、ナチス・ドイツの収容所で秘書だった97歳の女性に執行猶予付き禁錮2年の判決を言い渡した。高齢化が進み当事者を裁ける最後のホロコースト(ユダヤ人大虐殺)裁判になる可能性も指摘されている。

〔写真特集〕アウシュビッツの記憶

 判決は20日、独北部イツェホーの法廷で言い渡された。イルムガルト・フルヒナー被告は、ナチス占領下のポーランドにあったシュツットホーフ強制収容所で1943~45年、勤務していた。「ユダヤ人、ポーランド人、そしてソ連人」(検察)ら6万5000人が犠牲になったと推定され、うち1万人以上の死について共犯と見なされた。
 法廷で被告は「起きたことすべてに謝罪する」と述べた。ただ、昨年9月の開廷時には老人ホームから逃亡し、近くのハンブルクで逮捕された。

関連記事

こんな記事も

国際


ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ