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中国、軽症は出勤容認も 公式発表死者「2人」―新型コロナ

2022年12月19日19時11分

中国南西部・重慶市で建設が進む新型コロナウイルス用の仮設病棟=11月22日(AFP時事)

中国南西部・重慶市で建設が進む新型コロナウイルス用の仮設病棟=11月22日(AFP時事)

 【北京時事】新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大が起きている中国で、重慶市当局は18日、行政機関や企業に対して、感染しても軽症や無症状であれば出勤を認めるとの通達を出した。医療機関をはじめとする社会の各方面で、人手不足が深刻となっているもようだ。

感染爆発、生活インフラ直撃 宅配遅れ、医薬品入手も困難―中国

 重慶は四つの直轄市の一つで、3000万人超の人口を抱える南西部の大都市だ。同市の中心部では11月、感染拡大を受けて実質的なロックダウン(都市封鎖)に踏み切るほど徹底した防疫対策が敷かれていたが、わずか1カ月で方針を百八十度転換。市当局は現在、不必要なPCR検査は行わず、無症状であれば薬の服用も控えるよう呼び掛けている。報道によると、浙江省でも無症状者の勤務継続を容認した。
 中国政府の公式発表では、今月18日の死者数は2人。過去2週間以上「ゼロ」だったが、大規模なコロナ規制の緩和後では初めて死者が出たことを認めた。ただ、実態ははるかに多いことは確実で、病院や葬儀場、火葬場はパンク状態となっていると伝えられている。

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