「出世払い」方式、24年秋から 修士対象の新納付制度―文科省会議
2022年12月15日18時11分
大学院の修士段階は授業料を徴収せず、卒業後の所得に応じて納付する「出世払い」方式の新制度について、文部科学省の有識者会議は15日、2024年秋から開始するとした報告書案を大筋で了承した。本格的な納付が必要となる年収については、単身世帯で300万円を目安に政府が今後検討する。
新制度は、政府の「教育未来創造会議」(議長・岸田文雄首相)が5月に取りまとめた提言に盛り込まれた。高度人材の育成を推進するため、在学中の授業料負担を大学院進学の判断に影響させないようにするのが狙い。