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高架橋柱1140本沈下の恐れ 新幹線耐震工事前倒し要請―国交省

2022年12月14日21時21分

地震で脱線した東北新幹線の復旧作業をする作業員ら=3月20日、宮城県白石市

地震で脱線した東北新幹線の復旧作業をする作業員ら=3月20日、宮城県白石市

 3月の福島沖を震源とする地震で東北新幹線が脱線した事故を受け、国土交通省は14日、新幹線の地震対策を検証する有識者委員会を開き、地震で沈下する恐れのある高架橋柱が全国で約1140本あり、JR東日本とJR西日本に耐震補強工事完了の前倒しを要請したと明らかにした。2025年度までの完了を目標とする。

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 検証委によると、JR東管内では約970本、JR西では約170本あり、いずれも多くが現行の耐震補強計画外のものだった。
 宮城、福島両県で最大震度6強を観測した3月の地震では、脱線事故現場以外でも多くの電柱や高架橋が被害を受け、全線再開まで約1カ月かかった。

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