コンゴ首都で洪水、120人超死亡 主要幹線道路が寸断
2022年12月14日16時46分
【キンシャサAFP時事】コンゴ(旧ザイール)の首都キンシャサで13日、豪雨による洪水が相次いで発生し、当局の推計で120人以上が死亡した。近年で最悪の洪水被害といい、同国政府は14日から3日間の服喪を宣言した。
市警察幹部はAFP通信に対し、死者の多くは山腹で見つかったと説明した。丘陵地帯で大規模な地滑りが発生し、キンシャサと港町マタディを結ぶ主要な供給路の幹線道路を寸断。ルコンデ首相は、トラックが通行可能になるまで「3、4日かかる」との見通しを示した。
キンシャサでは2019年にも、洪水と地滑りで約40人が死亡したが、被災者は今回の被害がさらにひどいと主張。ある被災地住民は「こんな規模の洪水は今まで見たことがない」と語った。