救済新法が午後成立 岸田首相「実効性向上へ見直し」―国会閉幕へ
2022年12月10日12時58分
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を受けた被害者救済新法案と消費者契約法改正案は10日午後の参院本会議で採決され、与党と立憲民主党、日本維新の会などの賛成多数で可決、成立する。これに先立ち、岸田文雄首相が参院消費者問題特別委員会に出席して法案審議が行われ、首相は運用状況や社会の変化を踏まえ、さらなる法律改正を検討する方針を示した。
首相は「実効性を高めるためにどうしたらいいか、という観点から必要な見直しを行っていきたい」と強調。「過去の被害には相談体制の充実などを通じ、救済の道筋をつくっていく」と述べた。