IR、年内の認定困難 大阪・長崎が申請―国交省
2022年12月09日18時17分
大阪府と長崎県が申請した、カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備計画について、国土交通省が年内に認定の可否を判断するのは難しい状況であることが9日、関係者への取材で分かった。同省が設置した有識者委員会で、建設地である大阪市の人工島「夢洲」の土壌汚染といった地盤に関する審査などが長引いているのが理由。
IRを巡り、国交省は昨年10月から今年4月までの間、誘致を目指す自治体の整備計画の申請を受け付けていた。受け付け終了後、同省の有識者委員会は期限を設けず、計画の審査を行っている。
斉藤鉄夫国交相は9日の閣議後記者会見で「具体的な審査の内容や進捗(しんちょく)についてコメントは差し控える。(有識者委で)慎重に協議いただいている」と述べた。