「宗教2世」が団体設立 被害者の声「国に届ける」
2022年12月07日17時33分
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と「エホバの証人」の信者を親に持つ元信者らが7日、東京都内で記者会見を開き、「宗教2世」の当事者団体を設立したと発表した。旧統一教会2世信者で副代表の山本サエコさん(仮名)は「個人で被害者の声を国に届けるのは難しい。当事者が団体をつくり、確固とした足場を構築することに意義がある」と訴えた。
団体名は「宗教2世問題ネットワーク」で、メンバーは11人。監事は全国霊感商法対策弁護士連絡会の弁護士が務める。政府関係者に宗教2世問題の解決を要望するほか、オンラインイベントの開催などを通じて世論に訴えるという。