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アザラシ、謎の大量死 カスピ海沿岸で2500頭―ロシア

2022年12月05日06時33分

カスピカイアザラシ(国際自然保護連合=IUCN=提供)(AFP時事)

カスピカイアザラシ(国際自然保護連合=IUCN=提供)(AFP時事)

 ロシア南部ダゲスタン共和国のカスピ海沿岸で、アザラシが大量に死んでいるのが見つかり「謎の死」として騒ぎになっている。地元メディアなどによると、死んだアザラシは3日に700頭に上っていたが、4日には2500頭まで増加。大量死は近年伝えられているものの、今回は過去10年間で最多という。

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 11月には対岸に位置するカザフスタン西部マンギスタウ州でも140頭以上が死んでいるのが確認。種はいずれもカスピカイアザラシで、ロシアでは絶滅危惧種に指定されている。
 長年の乱獲や環境汚染で生息数が減少したと指摘される中、ダゲスタン共和国の自然保護担当者は現地調査を踏まえて「内臓からは重金属や農薬などの中毒をうかがわせるものはなかった」と報告。今回の大量死は「自然の原因」がもたらしたと推定している。

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