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ギャング掃討で都市包囲 軍・警察の1万人動員―エルサルバドル

2022年12月04日05時52分

3日、エルサルバドル・ソヤパンゴで、ギャングの捜索作戦中に男性の身元を確認する兵士=エルサルバドル大統領府提供(AFP時事)

3日、エルサルバドル・ソヤパンゴで、ギャングの捜索作戦中に男性の身元を確認する兵士=エルサルバドル大統領府提供(AFP時事)

 【サンサルバドルAFP時事】中米エルサルバドルのブケレ大統領は3日、首都サンサルバドル近郊のソヤパンゴを計1万人の軍と警察の要員で包囲したと発表した。ギャング団に絡む犯罪急増を受け、3月に出した非常事態宣言に伴う治安対策の一環だ。

4カ月半でギャング5万人拘束 人権侵害批判も―エルサルバドル

 ブケレ氏はツイッターで、軍の8500人と警察の1500人を動員し「ソヤパンゴは今や完全に包囲された」と宣言。「(警官が)ギャング団メンバーを1人ずつ排除する」と主張した。同氏は先月、ギャング団メンバー摘発に向けた軍による都市包囲計画を公表しており、ソヤパンゴは適用第1号となった。
 ソヤパンゴはかねてギャング団が横行し、治安の悪さが指摘されていた。エルサルバドルでは非常事態宣言後、ギャング団メンバーと疑われた5万8000人以上が逮捕され、人権団体から強圧的手法に批判の声が上がっている。

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