自民石橋氏が「購読料」 旧統一教会関連団体に―広島
2022年11月25日20時09分
自民党の石橋林太郎衆院議員の資金管理団体「石橋林太郎後援会」が昨年12月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体「国際勝共連合広島県本部」に年間購読料として1万1280円を支出していたことが、広島県選挙管理委員会が25日公表した政治資金収支報告書で分かった。
国際勝共連合は教団創始者の故文鮮明氏が提唱して1968年に創設された反共産主義の政治組織。石橋議員は自民党が9月に公表した点検結果で、関連団体の会合であいさつしたとして名前が公表されていたが、「会費類の支出」の項目では名前が挙がっていなかった。
石橋事務所によると、購読していたのは「思想新聞」で、広島県議だった石橋議員の父が現役の頃から続けていた。「(旧統一教会とは)別団体と認識していた」といい、自民党の調査には支払先も含めて報告していたという。