中国依存を警戒 インフラや供給網巡り―NATO事務総長
2022年11月21日22時22分
【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は21日、スペイン・マドリードでの会合で、中国について「われわれの重要なインフラやサプライチェーン(供給網)、主要産業を支配しようとする動きが活発になっている」との認識を示した。「新たな依存を生み出さないよう注意する必要がある」とも語った。
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ストルテンベルグ氏は、中国が生産したレアアース(希土類)が自動車や軍装備品など「あらゆるところに存在する」と指摘。中国との通商は「当然続ける」と明言する一方、「特定の製品で過度に依存することが生み出す脆弱(ぜいじゃく)性を認識すべきだ」と述べた。