ザポロジエ原発に砲撃か ロシア侵攻で市民8300人超犠牲―ウクライナ
2022年11月20日22時50分
【ワルシャワ時事】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は20日、声明を発表し、ウクライナ南部ザポロジエ原発で19~20日、砲撃によるとみられる十数回の爆発が起きたと明らかにした。放射能漏れは起きていないという。一方、ウクライナ政府高官は、ロシアの軍事侵攻による民間人の死者が8311人、負傷者が1万1000人超に上ったと表明した。
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IAEAによると、爆発は原発敷地内とその周辺で発生した。原子炉の安全に影響はないものの、いくつかの建物や設備が損壊。グロッシ氏は「まったく受け入れられない」と述べ、「実行者が誰であれ、直ちにやめるべきだ」と強調した。