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米中間選挙、共和が下院奪還 バイデン民主、上院は死守―大勢判明まで1週間超

2022年11月17日18時28分

【図解】米上下両院の議席状況(日本時間17日午後6時現在)

【図解】米上下両院の議席状況(日本時間17日午後6時現在)

  • 米共和党のマッカーシー下院院内総務=15日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】8日投票の米中間選挙は16日までの開票作業の結果、野党共和党が連邦議会下院の半数を超える218議席の獲得を確実にし、4年ぶりに下院多数派を奪還することになった。バイデン大統領は上下両院いずれかの多数派と政権与党が異なる「ねじれ」に直面。法案を通じた政策実現は厳しさを増す。

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 中間選挙は、郵送を含む期日前投票が大幅に増え、大勢判明に1週間以上を要する異例の展開となった。民主党は予想に反して善戦し、下院で競り負けたものの、上院の優位を死守。連邦裁判官や政府高官ら重要人事の承認権や、国際条約の承認・批准権を確保した。
 求心力をつなぎ留めたバイデン氏は16日の声明で、「米国の民主主義の強さと回復力を示した」と手応えを語った。一方、マッカーシー共和党下院院内総務は「米国民は新たな方向に進む準備ができている。下院共和党は結果を示す」とツイートした。
 票の伸び悩みに関し、共和党内ではトランプ前大統領や執行部の責任を問う声が上がっている。逆風にさらされているトランプ氏は15日、2024年大統領選への出馬を正式表明した。

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