日産サクラ、三菱eKクロスEVが受賞 日本自動車殿堂カーオブザイヤー表彰式
2022年11月15日18時30分
過去1年間に発売された国産車の中で最も優れた乗用車に贈るNPO法人「日本自動車殿堂」の「2022~23年カーオブザイヤー賞」に、日産自動車と三菱自動車が共同開発した電気自動車(EV)「日産サクラ/三菱eKクロスEV」が選出され、15日、東京都千代田区で表彰式が行われた。
国内EV市場の拡大に貢献する軽規格の本格的な車で、クラスを超えた力強い走りと高い質感の内装などを備えていると評価された。最も優れた輸入車には、メルセデス・ベンツのセダンタイプのEVである「EQS」が選ばれた。
部門別イヤー賞ではほかに、デザイン部門でトヨタ自動車の「クラウン(クロスオーバー)」が受賞。技術部門では、マツダのSUV(スポーツ用多目的車)「CX60」に搭載の「ドライバーサポートと緊急時対応の技術」が選ばれた。
2021年10月16日から22年10月15日までに発売された新型車の中から、自動車技術の研究者や大学教授らによる投票で決定された。
また、ラリードライバーの篠塚建次郎氏ら4人が殿堂者(殿堂入り)に選出された。篠塚氏はあいさつで「生涯現役。頑張って、頑張って走り続けたことが良かったと心底思っている」と述べた。