民主、上院で多数派死守 バイデン氏、求心力保つ―下院は共和優勢・米中間選挙
2022年11月14日14時58分
【ワシントン時事】開票作業が続く米中間選挙は、民主党が上院で多数派を堅持した。バイデン大統領率いる与党・民主党は事前の予想に反して善戦し、バイデン氏は任期後半の「レームダック(死に体)化」をひとまず回避した形。一方、下院は野党・共和党が依然優勢となっている。
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上院選では民主党が大接戦となっていたネバダ州で勝利を確実にし、非改選を含め改選前と同じ50議席を確保。共和党は49議席となっている。上院では法案などで賛否が同数となった場合、議長を兼ねるハリス副大統領が1票を投じる。このため、民主党の多数派維持が決まった。