兵士20万人以上死傷か ロシアとウクライナ―米軍推計
2022年11月10日18時56分
【パリ時事】米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は9日、ニューヨークで講演し、2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、ロシア兵の死傷者が10万人を超え、ウクライナ兵を含めれば20万人以上が死傷したとする推計を明らかにした。英BBC放送が報じた。
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ミリー氏は「ロシア軍の死傷者は優に10万人を超える。ウクライナ側も恐らく同じだろう」と指摘。民間人の死者も約4万人に上ると推定した。その上で、交渉を通じた停戦実現には「戦争での勝利は軍事的手段によって達成できないかもしれず、他の手段を検討すべきだという相互認識が必要だ」と述べた。