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脱炭素の「ごまかし」防止へ提言 国連専門家グループ

2022年11月08日22時37分

 【ロンドン時事】国連の専門家グループは8日、環境に対する配慮を装ったごまかし行為「」を防ごうと、グテレス事務総長への提言を公表した。企業や自治体が脱炭素に向けた取り組みをうたいながら、化石燃料に関連した新規投資を行うことなどを禁じるよう求めている。

グレタさん、COP27に参加せず 「ごまかし」と批判

 エジプトで開催中の国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)に合わせて明らかにした。専門家グループは、企業連合「日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)」共同代表の三宅香氏ら17人で構成。昨年のCOP26でグテレス氏に任命され、7カ月にわたり協議を重ねてきた。
 提言は、企業や自治体が温室効果ガス排出量を直ちに減らす代わりに安価な排出権を購入したり、政府の野心的な気候変動対策を損なうロビー活動を展開したりしないようにすべきだと指摘。脱炭素への進捗(しんちょく)状況を毎年報告するよう大企業などに義務付ける方策も盛り込まれた。

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