仏ルノーのEV新会社、来年にも上場 日産・三菱自が出資検討
2022年11月08日21時10分
【パリ時事】フランス自動車大手ルノーは8日、分社化する電気自動車(EV)部門について、2023年下半期にも株式を上場すると発表した。急速に進むEVシフトに対応する。新会社にはルノーが過半数を出資。企業連合を組む日産自動車と三菱自動車が出資を検討している。
ルノーEV新会社への出資検討 「メリット考え決断」―三菱自社長
新会社の名称は「アンペア」。仏国内に拠点を置き、約1万人を雇用する。米半導体大手クアルコムも出資する。米グーグルとも連携し、車両のデジタル化を加速する。30年までに6車種をそろえ、売上高で年平均30%の成長率を目指す。31年の目標年間生産台数は約100万台。
一方、ハイブリッド車(HV)やガソリンエンジン車の事業では、中国自動車大手の浙江吉利控股集団および傘下の吉利汽車との折半出資で合弁会社を設立する。