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アイフォーン供給に影響 新型コロナ拡大、生産が混乱―中国

2022年10月31日22時45分

鴻海精密工業を傘下に抱える鴻海科技集団(Foxconn)の本社=5月6日、台湾・新北市(AFP時事)

鴻海精密工業を傘下に抱える鴻海科技集団(Foxconn)の本社=5月6日、台湾・新北市(AFP時事)

 【北京、台北時事】米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の組み立てを請け負う台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業が、中国河南省鄭州市に持つ中核工場で生産が混乱している。新型コロナウイルスの感染拡大で従業員が出勤できないと伝えられており、製品供給に支障が出る恐れがある。

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 鴻海は31日までに声明を出し、中国当局の指導を受け、コロナ感染拡大を抑える取り組みを続けていると説明した。ロイター通信によると、この工場からの11月のアイフォーン出荷が最大3割減る可能性がある。鴻海はアップルにとって最大のアイフォーン生産企業。
 中国ではコロナ感染を徹底的に抑える「ゼロコロナ」政策が続いている。感染が確認された地域は原則として行動規制や封鎖の対象となる。鴻海のこの工場で集団感染が起きたとの見方もある。
 中国メディアによると、地元当局により工場から従業員を「脱出」させるための支援が始まった。感染拡大を防ぐための行動制限により、従業員の不満が強まっているとみられる。

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