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免許なく1万人以上診療か 詐欺容疑で医院スタッフら再逮捕―警視庁

2022年10月28日13時23分

警視庁本部=東京都千代田区

警視庁本部=東京都千代田区

 医師免許がないスタッフに患者を診療させ、診療報酬をだまし取ったなどとして、警視庁生活環境課は28日までに、詐欺容疑で東京都中央区の整形外科医院の院長青木正浩(62)=同区築地=、同医院に勤務する鍼灸(しんきゅう)師水田治良(57)=川崎市幸区南加瀬=両容疑者を再逮捕した。

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 同課は青木容疑者の指示を受けた水田容疑者が医師を装い、2015年ごろから1万人以上を診療し、診療報酬計1億2000万超を詐取した疑いがあるとみて調べる。
 逮捕容疑は20年11月~22年2月、水田容疑者が患者15人に医療行為をしたのに、医師の青木容疑者が診療したとの虚偽の申請をして、全国健康保険協会東京支部から診療報酬計約11万円をだまし取った疑い。
 同課によると、水田容疑者は骨折や捻挫をした患者に対し、レントゲン撮影をしたり処方箋を書いたりしていた。本来、子どもに出してはいけない薬を処方したケースもあったという。
 医師免許のない水田容疑者に医療行為をさせたとして、2人は医師法違反容疑などで10月5日に逮捕された。この際、青木容疑者は水田容疑者に診療させた理由について「仕事のことを忘れる時間が欲しかった」と話した。

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