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慶応の清原、見えたセンバツ 父が沸かせた「聖地」へ前進―高校野球

2022年10月28日05時18分

高校野球の秋季関東地区大会準々決勝で、打席に立つ慶応の清原=25日、埼玉県営大宮公園野球場

高校野球の秋季関東地区大会準々決勝で、打席に立つ慶応の清原=25日、埼玉県営大宮公園野球場

  • 高校野球の秋季関東地区大会準々決勝で勝って4強入りし、喜ぶ清原(左から2人目)ら慶応の選手=25日、埼玉県営大宮公園野球場

 かつて高校野球で甲子園を沸かせた清原和博さんの次男が、来春の第95回選抜大会でプレーする可能性が高まった。慶応(神奈川)の1年生、清原勝児内野手。秋季関東地区大会で同校が準決勝に進み、関東からの出場が有力視されるベスト4に。スタンドで見守る父は心の支えでもあり、「来てもらえるだけでうれしい。お父さんの前で一戦でも多く頑張りたい」と目を輝かせている。

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 慶応は今秋の神奈川県大会で、強豪の東海大相模に勝つなどして準優勝。清原は三塁を守り、関東大会では常磐大(茨城)との初戦で勝ち越し2ランを放った。打順が7番から6番に上がった準々決勝の昌平(埼玉)戦。1点を追う二回、無死二塁で送りバントを決めた。初球をきっちりと投前に転がし「練習の成果が出た」。この回の3得点につながった。三塁の守備でも好プレーがあり、マウンドの投手に頻繁に声を掛け、もり立てた。
 父はPL学園(大阪)時代、甲子園で春夏合わせて最多記録の13本塁打。プロ野球の西武、巨人、オリックスで通算525本のアーチを架けた。父が甲子園で打った豪快な一発の映像を見て育ち、「自分も活躍したいな、と思っていた」と話す。
 帽子のつばに、父の自筆がある。中央に「氣」(気)、脇には「己を信じて」「リラックス」「センター返し」。ユニホームの左肩裏には、父が西武でヘルメットに付けていた背番号3のワッペンも縫い付けてある。「注目されているのは分かっている。自分のメンタルで、それをプラスにしていきたい」。明るく、はつらつと、白球を追っている。

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