放課後デイ給付費、不正受給容疑 NPO法人理事長を逮捕―静岡県警
2022年10月25日19時42分
障害を持つ児童生徒が通う「放課後等デイサービス」(放課後デイ)の通所給付費を不正受給したとして、静岡県警捜査2課と浜松中央署は25日、浜松市内で放課後デイを運営していたNPO法人「アンヘレス」理事長、徳田恭子容疑者(65)を詐欺容疑で逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。
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逮捕容疑は、2021年4月ごろから同10月ごろまでの間、当時運営していた放課後デイ事業所に児童発達支援管理責任者を適切に配置したと虚偽の届け出をした上で、同年5月ごろから10月ごろまでの間、市に対し障害児通所給付費を複数回請求して計約520万円を不正受給した疑い。
県警などによると、市は利用者負担軽減のため、基準を満たした放課後デイに利用費の9割を給付費として支給。基準は、1クラスにつき最低1人の児童発達支援管理責任者の配置を義務付けているが、未配置のクラスもあったという。