山西、初挑戦も貫禄 全日本競歩
2022年10月23日16時21分
山西が初挑戦の35キロでも貫禄を示した。先頭で並んでいた丸尾を20キロすぎで振り落とすと、差を広げて1分15秒差の完勝。それでも「最後の5キロ、10キロでペースが落ちている。持久力的に足りない部分がある」と満足はしていなかった。
20キロで世界選手権を連覇してから約3カ月。短い準備期間で勝ち切った。35キロで来年の世界選手権派遣設定記録を切ったが、20キロ中心の考えは変わらない。「僕は連戦がしづらい」と同一大会の2種目出場にも慎重だ。
足の疲れで姿勢が崩れるなど新たな発見もあった一方で、結果は想定の範囲内。20キロと似た特性も感じ取り、「取り組み全体の方向性は間違っていない」と手応えを口にした。