ウーバーと負傷女性が和解 配達員追突に解決金支払い―大阪地裁
2022年10月14日18時18分
飲食宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の配達員の自転車に衝突され、けがをしたとして、大阪市の会社役員の女性(68)が、配達員と運営会社のウーバージャパン(東京)に約250万円の損害賠償を求めた訴訟は、大阪地裁で14日までに和解が成立した。9月30日付。
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関係者によると、同社が配達員と連帯して女性に140万円を解決金として支払う。
ウーバーイーツの配達員は契約上、同社とは雇用関係にない個人事業主として扱われる。訴訟では、同社側に事故を起こさないよう配達員を指揮監督するといった使用者責任があるのかが争点となっていた。
訴状などによると、女性は2018年6月、大阪市内でスマホを見ながら運転していた男性配達員に背後から衝突され、首などに軽傷を負った。
ウーバージャパンの話 個別の訴訟に関する回答は差し控える。配達員の危険運転について連絡を受けた際は調査し、適切に対応している。