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「独裁者罷免」要求の横断幕 党大会前、北京で習氏批判―中国

2022年10月13日21時44分

13日、中国・北京市内の高架橋に掲げられた習近平政権を批判する横断幕(ツイッターより)

13日、中国・北京市内の高架橋に掲げられた習近平政権を批判する横断幕(ツイッターより)

 【北京時事】中国共産党大会の開幕を3日後に控えた13日、北京市内の高架橋に「独裁の国賊、習近平(国家主席)を罷免せよ」と書かれた巨大な横断幕が掲げられる騒ぎがあった。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)などが画像と共に伝えた。

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 RFAによれば、現場には2枚の横断幕が掲げられ、「封鎖は要らない、自由が欲しい」「領袖(りょうしゅう)は要らない、投票が欲しい」などと書かれていた。拡散した画像では橋から黒煙が上がる様子が写っている。横断幕を誰が掲げたかは不明。
 中国内でも画像がSNSなどで広まったが、削除され閲覧できない状態になっている。習氏の権威を高める動きが活発になる中、習氏への批判が公然と行われた形で、当局は徹底的に封じ込めを図っているもようだ。
 「領袖」はかつて毛沢東に使われた呼称。今回の党大会で総書記として3期目入りが見込まれる習氏に対しても、官製メディアや地方幹部などがたびたび使用している。

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